2009年10月21日 検察が上告したニュースが入ってきた。 ちょうど、高裁判決の前に公開した記事がニュースになって、デスクが謝罪に来たりで慌ただしい状況が一段落ついたころであった。 予想していたことであったので、特に感想はなかった。 私は、ブログに書いた。 最後の闘いが始まった。 恐れも焦りもない。 私は、もう一度全てを懸けて戦い、もう一度無罪を勝ち取る。 それだけである。 ただ、彼がプログラマとして輝ける時間を、さらに無駄にすることだけが残念である… 勝負は、己の慢心で足下をすくわれるか否かだけであった。 検察から全文116ページの上告趣意書が提出されたのは、2010年3月23日である。 検察は、上告趣意書で、誰か1人でも悪いことをするかもしれないと認識していれば幇助犯が成立するという主張を始めた。 検察官が幇助の理論を明らかにしたのは、実は、これが初めてである。 これまでとは違うボリ