文房具は高校時代に凝っていた。印刷屋に頼んで特注の原稿用紙をつくってもらったり、ペン先が金の万年筆を買ったり。文房具としてPCやPDAをみたとき、技術革新が一進一退というより退化していることが結構ある。ある時期いいバランスの機器が出ても気付くとバランスが悪くなっている。 東大の坂村健氏が20年前に提唱したTRONプロジェクトの、派生プロジェクトでBTRONというOSがあり、そのBTRONを搭載したノートPCのキャッチフレーズが「電房具」だった。名コピーだと思う。 ともあれ、文具としてのコンピュータを今一度考えてみる、ということを僕の今年のテーマにしたい。 Palmとか初代モバイルギアとか一瞬で立ち上がって電池も長持ちしたんだが、今どきのPDAは電池がすぐ切れるしフリーズするし、どうして退化するかなぁ。バックライトやカラー液晶より、レスポンスや電池の持ちがよっぽど重要なのに。ノートPCも起動