日経IT Proに『Windows Vista開発史』が掲載された。Microsoft外部のライター・Paul Thurrott氏がまとめた開発コードネーム「Longhorn」の歴史だ。Longhorn計画がふくれあがり、そしてしぼんでいく様子が描かれている。 計画は野心的で大いに結構だし、出荷される製品は現実的であることに問題はない。それでもWindows Vistaに対する失望の声が聞かれるのは、開発者や熱心なウォッチャーなど早期から注目してきた人たちが、そのしぼんでいく様子をも見てきたからかもしれない。しかし、Microsoftは粘り強く開発を続けることでも有名だ。この開発史から、Vistaのさらに向こうに描かれるであろう風景を想像するのも一興だ。