どぎついピンク色のオムニバス盤、筋肉少女帯が収録された「あつまり」 「♪ラッシャー木村は偉い! グレート小鹿も偉い!」 (「オレンヂペニス」) 37年前、私が最初に聴いた筋少の曲だ。今年はメジャーデビュー35周年だそうだが、私と筋少の出逢いはインディーズ時代、ナゴムレコードに在籍していたときである。 大学に入学、上京した1986年のこと。私は、新宿・紀伊國屋書店のそばにあった貸しレコード店によく通っていた。そこはインディーズ盤も置いてあるマニアックな店で、カネはないけれど変わった音楽が聴きたい私のような学生にとっては実にありがたい店だった。 そこにはナゴムレコードのコーナーもあり、どぎついピンク色のオムニバス盤が置いてあった。ジャケットには子どもの落書きのような絵が描いてあり、タイトルは『あつまり ナゴムオムニバス』。 「なんだか面白そうだ」とジャケ買いならぬ “ジャケ借り” をした私は、
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