27日午後3時ごろ、東京都武蔵野市緑町2丁目の私立武蔵野東小学校で、校舎3階のベランダから4年生の男子児童(10)が転落した。約9メートル下の地上をたまたま通りかかった弁当仕出し店勤務の女性が両手で男児を受け止めた。男児は右足に軽いけが。女性にけがはなかった。 武蔵野署や同小によると、当時は放課後の自由時間。男児は教室の窓を乗り越えてベランダに出て、高さ約1.2メートル、幅約20センチの壁の上に乗って遊んでいたという。 女性がその様子を見て、下から「危ないよ」などと声をかけた。男児は教室に戻ろうとした際に足を滑らせ、いったん壁にぶら下がったものの転落。地上約2メートルの塀に当たって落ちたところを女性が両手で受け止めたという。 同小の木村修二校長は「女性がいてくれたおかげで軽いけがで済み、本当に感謝しています」と話した。木村校長が女性に、男児が大事に至らなかったことを伝えると、女性は「