三重県の寺から仏像などを盗んだとして大阪の77歳の男が逮捕され、盗んだ品と知りながら買い取ったとして古美術商も逮捕されました。古美術商は、調べに対し「ほかにも仏像15体を買い取った」と供述していて、警察は男が仏像の窃盗を繰り返しては古美術商に売っていたとみて調べています。 大阪・西成区の無職、横田浩容疑者(77)は、ことし10月、三重県名張市にある「※丈六寺」の本堂に侵入し、仏像2体、合わせて400万円相当と仏像を収める木箱50万円相当を盗んだとして窃盗などの疑いで逮捕され、きょう(3日)身柄を検察庁に送られました。 警察は盗品と知りながら木箱を買い取った疑いで八尾市の古美術商豊澤羊一朗容疑者(53)も逮捕していますが、調べに対し「ほかにも15体の仏像や掛け軸を買い取った」と供述しているということです。 ほとんどのものは所有者が分かっていないということで、警察は豊澤容疑者の店から押収した仏