1月に昇進してチームリーダーになった30代のAさん。「給与が上がった!」と喜んでいたら、その4か月後、思わぬショックが訪れました。5月に配布された給与明細を見て愕然……。 「あれ?手取りが減ってる!?」 がっかりしたその原因は、社会保険料の控除でした。 労働者の誰もが毎月もらう給与明細。見ると健康保険料や所得税などいろいろ控除される項目が多く、なぜか切ない気持ちになってしまいますよね。そこで今回は、わかっているようで意外に知らない、よく考えればナゾだらけ、皆さんの給与から当たり前に控除されている社会保険料について、3つにポイントを絞って解き明かしてみます。 キーワードは「ひょうげつ」 社会保険料とは、健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料(40歳以上65歳未満の方のみ)、雇用保険料のことです。 その社会保険料を理解するために、とっても重要なのが『標準報酬月額』(以下、『標月(ひょうげつ)』
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