「Google翻訳の日本語訳レベルを飛躍的に向上させた」とGoogleが発表し、話題になっています。 機械翻訳が進化したのは、同社が開発したニューラルネットワークを使った翻訳技術の「Google Neural Machine Translation(GNMT)」を日本語にも対応させたからです。 GNMTは、おおまかに言うと翻訳元の文章を系列データとしてエンコードし、それを翻訳先の言語のデータとしてデコードする作業を、ニューラルネットワーク(人間の脳神経系を模した情報処理システム)で行う仕組みです。 これまで採用してきた「フレーズベース機械翻訳(PBMT)」よりも正確に翻訳できますが、PBMT同様に、山のような学習用データ(いわゆる“餌”)が必要です。 というわけで、これまでユーザーがGoogle翻訳に入力してきた膨大なデータが餌として使われています。みんながGoogle翻訳を使えば使うほど
![なぜGoogle翻訳は賢くなれたのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e309e148dbf0f848b1c94dd6c964e17b8137671a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fpcuser%2Farticles%2F1611%2F27%2Fl_yu_gmnmt01.jpg)