下の小宮山氏の記事などを発端として「第27回参院選(2025年)で新たに投票に行った人の多くが比例代表で参政党に入れた」という説が広がっているようです。これに対して、現時点で一概にそのように言えるわけではないということを指摘します。 今回の参院選は参政党が得票を大きく伸ばしたが、朝日新聞が開票結果を分析すると、3年前の参院選と比べ、比例区の投票者数が増えた市区町村ほど得票の増え方が大きかったことがわかった。 出典:参政の得票増、投票増えた自治体ほど 「変化を求めた投票の可能性」(朝日新聞) まず本題に入る前に、こちらで作成した図と小宮山氏の記事の図が異なっている点について触れておかなければなりません。 小宮山氏の記事では、横軸に投票者数の増減を、縦軸に比例代表における参政党の得票数の増減をとった散布図を示したうえで、「分析の結果、市区町村の投票数が増えるほど得票を増やす傾向が最もはっきりし
