日本の食卓とカトラリー 大阪を拠点に、家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから食、アートにわたり様々なクリエイティブ活動を展開するgraf。そのgrafが、ステンレス加工品の老舗メーカーである、燕振興工業株式会社からの「日本人の手に合うように、また、食卓でお箸と並ぶことを考え、現在の日本の食生活や食卓にも合うような日本のための道具を日本でつくりたい。」という依頼を受け、カトラリー・SUNAOは生まれました。そのエピソードを聞き、改めて自分のリアルな食事を思い浮かべると、確かにそこには箸とスプーン、フォークが入り混じっている。入り混じっているな、などと思う事すらなく、当たり前に一緒に使っている。今日のお昼に出掛けたインドカレー屋のランチサラダ、シャチョウはフォークで食べていた気がするけど私は箸を使ったと思う。フォークを使った気がしないでもないけど、それが思い出せないくらい至って自然