大地震は本当に来るのか? もうその問いかけは何の意味もなさない。M7級の首都直下型地震は間違いなくやってくると考えて、対策を施すしかない。防災グッズの準備も大切だが、直下型の場合は家の倒壊に備えるべく、地盤のチェックも極めて重要となる。 内閣府はホームページで「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」を公開している。算定には建築工事のボーリング調査で得られた地盤データなどを利用。日本全国を1平方キロメートルに区切り、どの地域がどれくらい揺れやすいかを7段階に色分けしている。 これをみれば都内の特徴は、東京湾付近や東部の下町ほど揺れがひどく、逆に西へと山陸部に向かうほど揺れにくいことがわかる。 揺れやすいとされたのは、中央区、港区、台東区、墨田区、江東区、品川区、大田区、北区、足立区、葛飾区、江戸川区の12区の一部で、とくに都内の下町低地は、地下60メートル付近まで沖積層が連続する軟弱な地盤のため、