文=川端暁彦 写真=瀬藤尚美 8月29日に行われた13位~16位決定戦。予選リーグ最下位チームによる順位決定戦となったが、そこにはこちらが想定していた以上の熱気があった。この4チームトーナメントを制したのは、グランセナ新潟FCジュニア、セレッソ大阪U-12を連破したブレイズ熊本である。 遠く九州熊本県からやって来たこのチームは、火の国・熊本にちなんだ“炎”の意味を持つ英語“ブレイズ”をチーム名に冠する街クラブ。野元恒兵監督は「僕らみたいな街クラブにとっては、やるゲーム、やるゲーム、そのすべてがまるで違うタイプのチームばかりで、本当に勉強になるし、すごく刺激になります」と語る。また「グラウンドの中だけじゃなくて、オフ・ザ・ピッチも選手たちにとっては良い刺激になっていると思います。最初はみんなで固まって行動してという感じでしたけれど、海外の選手は個別にコミュニケーションを取ってくるわけで、そう