同名のゆかりで応援を始めてから約1年、小浜市民もオバマ新大統領の就任の日を迎えた。20日夜、同市羽賀の羽賀寺本堂で開かれた祝福イベントに150人が集まり、平和への願いを託して梵鐘(ぼん・しょう)を突いた。その様子をAP通信や米CNNテレビなど外国メディアのカメラが追った。 午後6時半、境内に積雪が残る本堂で開会。主催した「オバマを勝手に応援する会」の藤原清次事務局長(56)が白い息を吐きながら、オバマ氏にあてた「平和メッセージ」を読み上げた。「私たちはオバマ大統領の『寛容の精神』にのっとり、隣人の幸せを共に願う市民であふれる街づくりをここに決意する」 「I (ハート) OBAMA」ののぼり旗が立つ会場で、花火を合図にメーンの「平和の鐘」は始まった。 玉川正隆住職(44)らが「平和の願いが七つの海を越えて届け」と念じ、300年以上前に作られた鐘を7回突いた。同じころ、小浜聖ルカ教