セキュリティ対策にあたって重要な視点は、セキュリティ強度、コスト、利便性の3つです。昨今では、この軽視されがちな「利便性」を考慮し直す傾向です。理由としては2つあります。 1つはエンドユーザーからみて使い勝手が悪いと本来のサービスを使わず独自の方法、すなわちシャドーITとして行ってしまうことです。もう1つは管理者からみて作業の負担が高い(運用性が悪い)と保守が疎かになります。その結果、本来意図したセキュリティを保つことができず、気づきづらいセキュリティホールを作ってしまい、結果としてセキュリティ強度が下がります。 重要なことは、欲張りすぎない、運用を意識するということです。過度にセキュリティ強度を高くしても利便性や運用性が悪くなってしまうと、逆にセキュリティ強度は下がります。また、自動化を見据えた設計は運用の面からも重要です。 以前のセグメンテーション製品は、設計の容易さ、運用性が良いとは