14日午後8時半ごろ、札幌市東区で「雪に埋まっている頭が見える」と、住民から110番があり、東署員らが駆け付けると、マンションと雪の吹きだまりとの間に挟まっていた近くの小学5年の女子児童(11)を発見し、救助した。両手足に軽い凍傷を負ったが、命に別条はない。女児は前日の下校時から約30時間行方不明で、家族も110番していた。 東署によると、高さ約1メートルの吹きだまりとマンションとの幅約30センチの隙間に挟まり、うずくまっていた。女児は身長約150センチで、スキーウエアを着ていた。誤って転落した可能性があるとみて、調べている。 女児は13日午後3時半ごろ、下校する姿を教諭や同級生に目撃されたのを最後に行方が分からなくなっていた。現場はマンションの裏側で、道路側からは見えにくかったという。 札幌管区気象台によると、札幌市の14日朝の最低気温は氷点下4・8度。