だいぶん間があいてしまいましたが、バスク旅行の続きを書こうと思います。まずはビアリッツから。前回「サン・ジャック・ド・リュズ編」はこちらでどぞ → 「バスクの旅1・サン・ジャン・ド・リュズ編 - CIPOLINAの甘い生活」 ビアリッツはパリから電車で約5時間(飛行機で1時間少々)。フランス南西部・バスク地方にある海辺の町です。日本ではニースやカンヌほどには知られていませんが、華やかな歴史にいろどられたヨーロッパ有数のリゾート地。1854年、ナポレオン三世がこの地に別荘をかまえ、以来イギリスのヴィクトリア女王、スペインのアルフォンソ王など各国の王族や貴族が夏の休暇を過ごす保養地として栄えました。1900年代に入るとピカソ、コクトー、デュマ、ココ・シャネルなどベル・エポック時代を代表する芸術家や文豪、デザイナーたちがつどい、夏の社交場として一時代を築いたそうです。 往時の面影はうすれてもなお