「大至急!」の相談で直面した情報セキュリティの“悲しき現実”:萩原栄幸の情報セキュリティ相談室(1/2 ページ) 情報セキュリティの重要性が社会で広く認識されるようになったが、それでも残念な現実は存在する。最近直面したある出来事から、「情報セキュリティの本質」について触れてみたい。 あまりに非常識な相談 実は今月上旬、ある農協から「至急、相談したい。明日にでも来てほしい」とメールで依頼があった。ほぼ同時期にJAバンクでの横領に関する報道が相次いでおり、この事件に関連するものだろうと見当がついた。早速、先方に出向いで50代前半の情報セキュリティ管理者と面談した。 管理者によれば、この農協ではまだ不祥事が発生していないものの、経営側から早急に内部犯罪や情報セキュリティ対策を作成するよう指示があったという。そこで筆者に、「どういう面に注意すべきか」と尋ねてきた。しかし、「まだ実状を全く聞かされて
二酸化塩素を利用した空間除菌グッズ販売の根拠のない表示を取りやめるように消費者庁が命じるという報道があった。 二酸化塩素という化学物質を使い、生活空間の細菌やウイルスを取り除くと表示して除菌グッズを販売していた全国の17の会社に対し、消費者庁は、効果が出る根拠がないとして法律に基づき、こうした表示をとりやめるよう命じました。 命令を受けたのは、大阪・西区の大幸薬品や、愛知県半田市の中京医薬品など全国の17の会社です。 (後略) (除菌グッズ効果の根拠なし 17社に処分 NHKニュース) この空間除菌グッズの効果やその宣伝については以前から批判があったのだが、このニュースに対する反応を見るとあまり知られていないようだ。 そこで私がこの空間除菌グッズの問題点を知った経緯とこれまで見た批判的情報をまとめておこう。 自分がこの種の商品について知ったのは2011年12月のことだ。 勤務先の図書館で二
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く