スターなき日本代表。 海老沢 泰久=文 text by Yasuhisa Ebisawa photograph by Toshiya Kondo 2006年11月20日 +zoom 筆者プロフィール 海老沢泰久 (えびさわやすひさ) 1950年茨城県生まれ。國學院大学大学院卒。'88年『F1地上の夢』で新田次郎文学賞受賞。'94年『帰郷』で第111回直木賞受賞。著書に『監督』『美味礼讃』など。現在、初の時代小説「青い空」(文藝春秋)が好評発売中。 11月15日のサッカーのアジアカップ予選、サウジアラビア戦は久々に見ごたえのある試合だった。3対1で勝ったからばかりではなく、得点の取り方も見事だったからだ。 とくに、今野から左サイドを駆け上がった駒野にボールが出て、それを中央に折り返したところを、中央右サイドから走りこんだ我那覇が決めた3点目は、まさにカウンター攻撃の見本のよう
大型ストライカー育てる努力を 【金子達仁】2006年09月10日 日本代表は心配。五輪代表はもっと心配。だが、いまわたしか一番気になっているのは、さらにその下年代についてである。 磯貝が現れたかと思えば小倉が現れ、中田が出現したかと思えば小野が続く。ゴールドラッシュよろしく、毎年毎年新たな鉱脈が発見され、レベルも右肩上がりの状態が続いていたもの今は昔。ここ数年、日本の若年層からは「怪物」とか「天才」と言われるような選手がでてきていない。 残念ながら、その傾向は今年も続きそうだ。というのも、先月、大阪で行われた高校総体をのぞいてきたのだが、こちらが名前と顔を覚えておきたい、というような選手にはついにめぐり合うことができなかったからである。 もちろん、すべての試合を見たわけではないからだ、わたしが見逃した才能が隠れている可能性は十分にある。総体には出場できなかった学校に逸材がいることだってある
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く