本連載ではリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)開発におけるマネジメント領域の課題とその解決策というテーマで,RIAコンソーシアムのマネジメント分科会における研究結果をもとにいろいろな面から考察してゆきます。連載第2回目のテーマはRIAの開発体制についてです。 開発に必要なスキルや作業範囲が拡大している 前回の「発注者とのコミュニケーション」において,RIA開発は実現したい機能の特性からプロジェクトに参画するメンバーの職種が多岐にわたる点を指摘しました。具体的には,デザイナーに要求分析のスキルやシステム的な思考が求められ,エンジニアにデザイナー的な感覚が求められる,といったように,作業範囲や求められるスキルが広範囲になってくるということです(図1)。 図1:RIA開発で求められる作業範囲やスキル(RIAシステム構築ガイド2.0(2006年度版)より引用) このことはディレクショ
Q:Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)とマイクロソフトの「Atlas」(開発コード名)を自社のWebサイトで使うつもりでしたが,マネージャが「Ajaxはセキュアではない」と思っています。マネージャは,セキュリティ上の制限の例として,「マイクロソフトのAtlasが『WSE(Web Services Enhancements)3.0』をサポートしていないことを挙げています。Atlasやその他のAjaxツールがWSEをサポートする計画があるかどうかご存知ですか。またこれらの技術の互換性はどうでしょうか? A:まず,Ajaxのセキュリティを心配しているのは,あなたのマネージャだけではないことを説明しよう。例えば米国eWeekのMatt Hines氏は「Ajax Vulnerabilities Could Pose Serious Risks(深刻なリスクとな
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