NTTデータは9月13日、ウイルスに感染した社員の自宅パソコンからWinnyを通じて社外関係者の自宅情報などが流出したと発表した。同社と理化学研究所などが進めていた医療分野での研究プロジェクトに携わる研究者など172人分の個人情報と、技術資料431件が漏れていた。 172人の個人情報には、勤務先やメール・アドレスなどが含まれていた。社外の14人とNTTデータの社員26人については、自宅住所、電話番号といった情報まで流出した。ただし、銀行口座番号やクレジットカード番号などの信用情報は含まれていない。 技術資料では、調査資料や医療分野の共同研究データ、システム設計・運用資料が流出した。研究データの中には、特定の疾患を持つ患者144人分の遺伝子情報の集計データや相関解析のデータも含まれていたが、理化学研究所が個人を特定できないように匿名化していたため、「研究に協力した患者を特定することも、その個