このページでは私が最近もっとも興味を持っている思考形式、つまりは”考えるための方法”であるプラグマティズムについて話してみようと思います。プラグマティズムという単語は、大学受験で世界史を選択された方や授業で倫理・哲学などを学ばれた方には馴染み のある言葉でしょう。しかし控えめにっても一般的に普及したものとは思えません。それは我々日本人にとって、このプラグマティズムがアメリカで生まれ、育った思想であることも一つの原因であるように思えます。しかしそれ以上に、普段生活をする上で、我々が哲学とい うものに触れる機会というものはあまり多くはないと思います。私自身もそうですが、自分が何者であるのか、自分の考えや指向性はどのようにして得られたものなのかなどということは、所与の条件(既に与えられているもの)であって、取り立てて考えなければいけない ようなことではないからなのかもしれません。 我々はよく悩み