商店街の喫茶店には古本を募るポスターが張り出された=名古屋市南区笠寺町、寺西写す 名古屋市南区の笠寺商店街で28日、ユニークな町おこしが始まった。地域から古本を募り、ジャンル別に分けて喫茶店や飲食店に並べ、商店街全体を「図書館」にする計画だ。尾張四観音の一つで、由緒ある笠寺観音の門前町でありながら、活気が無くなっていく街に昔のにぎわいを取り戻そうと地元の有志が企画を立ち上げた。 商店街にある喫茶店「葵」の外壁に午後3時、「笠寺古本通り計画」のポスターがはられた。同店の内藤よし子さん(69)は「昔はにぎわっていたけど、今は週末でも全然人が通らない。これをきっかけに盛り上がってほしいねえ」と期待を込める。 「古本通り計画」では商店街の店が古本集めの窓口。地域から持ち込んでもらった本をジャンル別に分類、「旅行の本が置いてある店」などとそれぞれの店の好みに合う分野ごとに仕分けする。 企画し