12月末の週末、埼玉・浦和駅前の映画館に「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」を見に行った。 東京に住む私がなぜわざわざ浦和に出かけていってこの映画を見たかというと、埼玉県民の人々が、この作品をどう受け止めているか、その反応を実地に体験したかったからだ。 土曜午後の映画館内は、公開初日から約1ヵ月経つがほぼ満員。この映画の全国の観客動員数は、公開3週間目の12月11日にすでに100万人を突破している。 【前編】『埼玉は「田舎の顔をした都会」…滋賀県民が『翔んで埼玉』2作目を見て感じた関東への「意外な違和感」』に引き続き、滋賀県出身の社会人Tさんと大学院生のIさんに話を聞いた。 京都大学出身(在学)というお二人。ならではの面白い話が聞けた。 滋賀県民の「琵琶湖」観 「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」で、GACKT演じる埼玉解放戦線を率いる主人公・麻実麗が作品の中で放つ決めゼリフは、「埼玉に海