日活のアクションスターとして多くの映画に出演したほか、「大都会」や「西部警察」などのテレビドラマで人気を集めた俳優の渡哲也さんが、今月10日、都内の病院で肺炎のため亡くなりました。78歳でした。 渡さんは兵庫県淡路島出身で、昭和40年に映画「あばれ騎士道」でデビューし、日活のアクションスターとして活躍したあと石原裕次郎さんのプロダクションに入りました。 その後、「大都会」や「西部警察」など、刑事もののテレビドラマシリーズで人気を不動のものとし、裕次郎さんが亡くなったあとは、いわゆる「石原軍団」を率いて幅広く活躍しました。 NHKでは大河ドラマ「義経」で平清盛の役やスペシャルドラマ「坂の上の雲」で東郷平八郎の役を演じるなど、凛(りん)としたたたずまいと高い演技力で人気を集めました。 平成17年には紫綬褒章を、平成25年には旭日小綬章を受章しています。 渡さんは、平成27年に急性心筋梗塞で手術