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2020年10月12日のブックマーク (2件)

  • 安倍前首相は「ヒットメーカー」 選挙に強い現実主義者 | | 脇雅史 | 毎日新聞「政治プレミア」

    安倍晋三前首相が長期政権を築くことができたのは、選挙が非常に強かったことが大きい。国政選挙6戦6勝。国民の人気が高かった小泉政権ですら国政選挙は4戦2勝2敗だ。これだけでも政治家として極めて優秀といえる。では、どうしてここまで選挙に強いのか。それは、安倍氏が徹底した現実主義者だからだ。 安倍氏は、そのときの時流に乗ってキャッチーな政策の打ち出し方をした。「女性活躍」「地方創生」「1億総活躍」「働き方改革」「人生100年時代構想」などと毎年のように看板を掛け替え、「やってる感」を出し、国民の支持を得た。どのように打ち出せば国民に響くか、世論の雰囲気をつかむのが上手だったのだろう。世の中の流れに乗ってヒット曲を作る「ヒットメーカー」と同じだ。 旧民主党政権について繰り返し「悪夢」と発言したり、秋葉原で「あのようの人たちに負けるわけにはいかない」と演説したりして「3割」に徹底的に嫌われようとも、

    安倍前首相は「ヒットメーカー」 選挙に強い現実主義者 | | 脇雅史 | 毎日新聞「政治プレミア」
  • 「女性はいくらでもうそをつく」という発言の原因を考える | | 青木理 | 毎日新聞「政治プレミア」

    「女性はいくらでもうそをつく」。そう発言した自民党の杉田水脈衆院議員が批判を浴びているが、誤解を恐れずに言えば、私は杉田氏に若干の同情めいた思いというか、一種の哀れみに似た感情を覚えている。 もちろん、以前杉田氏が寄稿して月刊誌が休刊する引き金となった、性的少数者(LGBTなど)について「生産性がない」といった言説と同様、今回も論外の発言である。ただ、「こう言えば喜んでくれる人たちがいる」と思い込み、杉田氏なりに「良かれと考え」て一連の言説を発しているようにも思われて仕方ない。 つまり、いずれも政権や与党内に漂っている価値観を直截(ちょくせつ)な形で表現しただけのことであり、さらに言うなら、昨今の日社会にもうっすらと共有されている認識が杉田氏を通じて表出されているということではないのか。 私は杉田氏と一度だけ、あるテレビ番組で共演したことがある。番組前の打ち合わせから同席し、そこには番組

    「女性はいくらでもうそをつく」という発言の原因を考える | | 青木理 | 毎日新聞「政治プレミア」