イギリスで人種差別への抗議デモが行われた際に、引き倒されて川に投げ込まれた奴隷商人の銅像について、地元当局は川から引き揚げ、抗議デモに使われたプラカードとともに博物館に展示する計画を明らかにしました。 この銅像についてブリストルの市長は10日、川から引き揚げて市内の博物館に展示する計画を明らかにしました。 また「黒人の命も大切だ」などと書かれた抗議に使われたプラカードも銅像とともに展示するとしていて、奴隷貿易の時代から今日に至るまで、平等を求めて闘ってきた人々の歴史を学ぶことができると説明しています。 この銅像をめぐっては、撤去すべきかどうか地元を二分する論争が長年続いてきましたが、覆面アーティスト、バンクシーが、銅像が引き倒される光景を描いた作品をみずからのSNSに投稿したうえで、抗議する人たちの銅像をつくって一緒に設置すれば、双方が納得できるのではないかと提案していました。 イギリスで