民主党の蓮舫代表代行は２１日の記者会見で、甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑について、報道が事実ならば「大臣辞職ではなく、議員そのものの立場も問われる」と述べ、議員辞職に値しかねないとの認識を示した。「（２２日の）政府４演説前に説明責任を実現できなければ、本人が自分の立場を決めるのが一番だ」と速やかに進退を判断するよう迫った。 蓮舫氏は、安倍晋三首相が平成２６年秋、小渕優子経済産業相（当時）と松島みどり法相（同）を「政治とカネ」問題などで更迭した例を引き合いに「女性閣僚２人は調査前にすぐに罷免した。だが自分のお友だちの男性閣僚は調査が終わるまで閣僚にとどまらせている。この落差に驚いている」と述べた。

レズビアンやゲイなどの性的少数者（ＬＧＢＴ）を対象にした合同就職説明会が大阪市内で開催され、１７～５０歳の１０４人が参加した。当事者たちに就職事情を尋ねてみると、「（男女別の）制服に違和感を覚えた」「お客さんから『男か女かどっちなの』と聞かれた」などと厳しい現実が浮かび上がった。現代社会では、国内の約１３人に１人がＬＧＢＴといわれ、とてもひとごとではない身近な問題になりつつある。最近では支援に動きだす企業や自治体なども増えており、「少しずつＬＧＢＴに対する理解が進んでいる」との声もあがっている。（芦田彩） ＧＩＤでも就職できますか？　「職場内では自分の望む名前を使うことができます」 「一番は高齢者への思いやり。性別に関係なく、人の気持ちが分かる優しい人に来てほしい」 昨年１０月下旬に大阪市淀川区で開かれたＬＧＢＴを対象にした合同就職説明会には、介護系企業１４社の採用担当者らが参加、仕事内容