2013年10月28日のブックマーク (1件)

  • マルクス的な非対称性 - 『世界史の中の資本主義』

    世界史の中の資主義: エネルギー、料、国家はどうなるか [単行] 編著者:水野 和夫・川島博之 出版:東洋経済新報社 ★★★★☆ グローバリゼーションというと、「国境がなくなって世界がフラットになる」というトム・フリードマンのような脳天気な話が多いが、現実のグローバル資主義はフラットどころか、ますます分裂と混乱に満ちた世界になりつつある。それはつい最近も、外資系ヘッジファンドの仕掛けた株価の暴騰と暴落で、日人も実感しただろう。 その原因はブローデルが指摘したように、市場と資主義は根的に異なるシステムだからである。市場は古代からどこの社会にもあり、等価交換を原則とする対称性の世界だ。それに対して12世紀以降の西洋に生まれた資主義は、不等価交換で利潤を上げる非対称性の世界である。いま世界をおおいつくしているのは、市場ではなく資主義なのだ。 両者の違いをアリギはスミス的発展とマ

    マルクス的な非対称性 - 『世界史の中の資本主義』
    kuro_66
    kuro_66 2013/10/28
    "資本主義は地理的な非対称性にもとづく商業資本主義から始まり、技術的な非対称性による産業資本主義をへて、資本力の非対称性で利潤を上げる金融資本主義に進化する。"