7月3日(金)のゲストは、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さん。20年間で1200人以上から恋バナを聞いてきた清田さん。今日は新刊『さよなら、俺たち』を中心に、男性特有の「俺たちノリ」から「私という個人」へ向かうことのお話を武田砂鉄さんが伺いしました。 武田:大学時代から始めて、1200人から恋バナを聞くことで、「男らしさの呪縛から緩和された」とお書きになっていますが、それは回を重ねていくなかで自覚されたのですか? 清田:そうですね。最初は大学生の男だらけの集団なので、「笑わせてやろう!」と自分の話ばかりをして。それで失恋で傷ついているはずの女性が俺たちの話を聞いてくれる構造だったんですが、帰りの車の中だと話すことがないからシーンとしていて(笑)で、ドライバー役が我々の中で話がつまらないことで定評のある男だったのですが、帰りの車の中でもずっと会話をしているんですよ。「いつからそ