石川清さんは、ひきこもりの人の支援を20年に渡り続けてきたエキスパート。行政やNPO団体などに属さない“一匹おおかみの支援者”として、型にとらわれないスタイルで数多くのひきこもりの人たちを自立へと導いてきました。その多くはひきこもり期間が10年以上になる長期ひきこもりの人たちです。 実はこれまで多くのメディアが石川さんに取材を申し込んできましたが、石川さんは固辞し続けてきました。 なぜ取材を拒み続けてきたのか? その理由を聞くと、「ひきこもりについて伝えることの“必要性”と同時に、“危険性”についてもメディアは考えるべき」だと石川さん。いったいどういうことなのか。番組『プロフェッショナル仕事の流儀』で石川さんを取材した番組ディレクターが聞きました。 石川清: 1964年、埼玉県生まれ。テレビ局の記者勤務を経てフリーへ。1998年、当時まだほとんど知られていなかった「ひきこもり」の存在に出会