歌の曲があってもいいですか? ──澤野さんが今石洋之監督作品で音楽を手がけられるのは、2013年のテレビアニメシリーズ「キルラキル」に続いて2作目になりますね。今回、お話をいただいたときはどんなお気持ちでしたか? 常々言ってることではありますけど、一度ご一緒させていただいたからといって次もオファーがあるとは限らないじゃないですか。自分としてはそのときの全力を尽くして音楽を作ってはいるけど、それをどう受け取ってもらえたのかは実際わからなかったりもするし、作品によって違う方が音楽を手がけることがあって当たり前なので。だから今回、今石監督から再びお話をいただけたときは、驚きとうれしさがありましたね。「あ、『キルラキル』の音楽を面白がっていただけてたのかもな」っていう気持ちになれたというか。 ──劇伴の制作はどんな流れで進んでいったのでしょう? 今回は僕のスケジュールの兼ね合いもあって、早い段階…