■正座で波の音と一体化「バランスを取るのが難しい」 鴨川市在住の尺八奏者、ジョン・海山・ネプチューンさん(56)が、サーフィンしながら尺八を演奏する「波の上のコンサート」写真が同市役所ロビーに飾られ、話題を呼んでいる。「演奏しながら波に乗るのか」「波に乗りながら演奏するのか」−。どちらにしてもユニークだ。 ネプチューンさんは米国カリフォルニア生まれ。10歳から親しんだサーフィンはキャリア46年。ハワイ大学で出会った尺八のキャリアよりもさらに10年ほど長いという。 写真は昨年5月、南房総市和田町の海岸で友人が撮影。脇差しのようにベルトに刺した尺八を、波に乗った瞬間にサッと抜き出して演奏開始。サーフボード上に正座する姿からネプチューンさんの伝統へのこだわりが伝わるベストショットともいえる。 「波の音と一体化した尺八の響き」は和洋、新旧の壁を越えた演奏を続けるネプチューンさんの新たな挑戦。写真を