チェコの巨匠、シュヴァンクマイエル夫妻の展覧会『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ~映画とその周辺~』が、8月20日から東京のラフォーレミュージアム原宿で開催される。 同展は、シュヴァンクマイエル夫妻による様々な素材を使ったオブジェをはじめ、絵画、版画、ドローイング、コラージュなど、映画に関連した作品を中心に多彩な作品群を展示するもの。展示作品のほとんどが日本初公開の作品になるという。 また、新たに日本のために制作した作品も展示。今年2月に国書刊行会から刊行された『不思議の国のアリス 新装版』と『鏡の国のアリス 新装版』の表紙のために描いた作品2点と、京都と茨城の版画職人との共同作業によって制作された版画作品および下絵を紹介する。この版画作品には、日本の『百鬼夜行絵巻』を意識した妖怪と、シュヴァンクマイエルが独自に創造した妖怪が描かれている。さらに、ラフカディオ・ハーンの小説『怪談』の