名付けて「妖怪いちご大福」。東京都荒川区西日暮里2の和菓子店「江戸うさぎ」(03・3891・1432)が昨年発売したユーモラスな商品が、人気を集めている。 きっかけは、店長の横尾文乃さんが何となく描いたお化けのイラスト。「こんな感じのイチゴ大福はできない?」。職人は首を横に振ったが、試行錯誤するうちに切り込みを入れて顔にするアイデアを思いつき「近所の谷中霊園からやって来た妖怪」というコンセプトができた。社内の評判は「気味が悪い」と散々だったが、今では1日に300個が出る一番の売れ筋だ。1個210円。こしあんとミルクあん、姉妹品の「あんず大福」もある。「手作りなので、この子たち、一個一個表情が違うんです」(横尾さん)【清水健二】 2013年04月07日 10時32分