本展は、日本でデザイン・制作された「一人がけ」の住居用の木のイスを中心に、おもに1920年代から70年代のインテリアデザインの歴史と、その底流にある住まいをめぐる思想をひも解こうとするものです。近代以降の日本における“イスのある生活”を多彩な視点から捉えた、見どころいっぱいの展覧会です。 また、本展では、横須賀ならではの視点を取り入れた、楽しい企画を用意しています。 横須賀で活躍する現代の家具作家、白倉祥充・藤澤耕一郎・神永匡崇 の作品に実際に座れる「体験コーナー」、三笠保存会が所蔵する、いかりマーク入り肘掛けイスの展示等、横須賀美術館ならではの展示も必見です。