■連載/石野純也のガチレビュー 低価格版の『iPad』が、これまで『iPad Pro』の専売特許だったApple Pencilに対応した。9.7インチの第6世代『iPad』が、それだ。チップセットにはiPhone 7と同じ、「A10 Fusion」を採用。Apple Pencilによる手書きが可能になっただけでなく、パフォーマンスを必要とするアプリを駆動させるのにも十分なスペックとなった。 必要十分な機能を満たしながら、Wi-Fiモデルの32GB版は3万7800円と低価格だ。組み合わせによって10万円を超えてしまう『iPad Pro』と比べると、気軽に買えることは間違いない。では、この新しい『iPad』は本当にきちんと使えるレベルに仕上がっているのか。アップルから借りた実機をレビューした。 第6世代の『iPad』。写真はスペースグレイ 書き心地の良いApple Pencil、難点はその価格