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ブックマーク / techon.nikkeibp.co.jp (6)

  • 次世代テレビの「台風の目」が登場へ - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    既に報じられているように,米Google Inc.,ソニー,米Intel Corp.などが共同開発を進めている「Google TV」が,2010年内に米国で発売されます。まずはソニーが対応テレビを商品化し,2011年以降は他のテレビ・メーカーなども追随すると見られています。 Google TVが挑戦する「テレビとインターネットの融合」は,次世代テレビのメーン・テーマと言えます。実際,1990年代後半からテレビ・メーカーやIT企業などによって様々な取り組みが進められてきました。しかし筆者は,いまだかつて「成功」と呼べるものはないと考えています。「このインターネット機能があるから,このメーカーの製品を買った」というように,消費者にとってテレビを購入する際の選択のポイントになっていないからです。 こうした中で,Google TVはかつてないほど大胆な挑戦であると思います。筆者が注目しているのは以

  • ケータイに「種の爆発」は起きるのか - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    2010年7月29日に,ルネサス エレクトロニクスが「100日プロジェクト」の結果を報告しました(Tech-On!の関連記事1)。その中で同社が「拡大・成長事業」の一つとして挙げたのがモバイル向け半導体事業です。 2009年度に売上高が1000億円だったモバイル事業についてルネサス エレクトロニクスは,「2012年度に2倍,2015年度には4倍の売上高を目指す」という意欲的な目標を掲げています。そのために選んだのが,フィンランドNokia Corp.のワイヤレス・モデム事業の買収という積極策でした(Tech-On!の関連記事2,日経エレクトロニクス2010年7月26日号の記事)。 同社は,今後のLTE(long term evolution)の広がりとともに,携帯電話機以外の機器に一気に移動通信機能の搭載が進むとみているようです。「車載情報端末や電子書籍端末,デジタル・カメラといった機器に

  • 地下鉄内でiPhoneがつながらないわけ - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    先日,編集部員の間で「なぜ,地下鉄のトンネル内で携帯電話やスマートフォンの通信ができないのか」について議論になりました。筆者は,以前に所属していた編集部でこの問題を調べたことがあったため,たまたまその理由を知っていたのですが,一般には良く知られていないと感じましたので,今回はその話をさせていただきます。 地下鉄のトンネル内で通信できない理由として,「車両内で乗客が電話をするのを防止するため,マナーの観点で鉄道会社がアンテナの設置を禁止しているのではないか」という話を聞くことがあります。かつてはそういう方針もあったようですが,現在はむしろ逆で,ユーザーの利便性向上のため,鉄道会社はトンネル内にアンテナを設置してほしいと考えているようです。設置が進まない最大の理由は,マナーではなく,携帯電話のアンテナの設置コストが非常に高いことにあります。 設置コストが高いのはアンテナ設置作業が細切れになるた

  • セレンディピティは磨けるか - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    原稿を書きあぐね,“現実逃避”と称して好物のチョコレートやアロエ・ヨーグルトをしているときに,ふと背表紙に目がいく一冊の書籍があります。『好きなことに,バカになる』。なんてセンスの良いタイトルだろうと,見るたびに感動してしまいます。出版元のサンマーク出版さんが,(おそらく著者の紹介を受けて)弊社に送ってくださったものです。著者は,東京工業大学教授の細野秀雄氏。書の著者紹介の言葉を借りれば,「現代の錬金術師といわれる,現在もっとも注目を集める科学者の一人」です。 Tech-On!読者の皆さまならば,おそらく細野氏の名前を一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。NHKの「爆笑問題の日教養」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演され,飾らない気さくな人柄を披露されていました。『好きなことに,バカになる』の中で,「世界を揺るがした三つの成果」として紹介されている細野氏の主な研

  • 「ニューロ神話」って知っていますか? - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    先日,脳計測技術に関する取材(詳細は5月3日号,特集に掲載)の中で,「Neuromyths(ニューロ神話,神経神話)」なるものを聞きました。 「人間には,左脳型の人と右脳型の人がいる」「脳の機能は3歳までの幼少期が最も柔らかい」「この期間が,その後の脳の発達に決定的な影響を与える」などなど――。 Neuromythsというのは,脳の働きや機能に関して世界的に流布しているこれらの俗説や偏見をOECD(経済協力開発機構)が2007年にまとめたもので,neuro(神経)とmyth(神話)の造語です。さも定説かのように受け止められている脳の話の多くが実は根拠のない思い込みであり,惑わされることのないように,との内容です(OECDの報告書のサイト,Google Booksでの公開ページ)。 取り上げられているNeuromythsとしては,上記のほかにも, ・「刺激の多い環境こそが,脳の学習機能を高め

  • 「Android信仰」の落とし穴 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    UIEvolution Inc.の創業者である中島聡氏が行った「AppleGoogleの与える業界へのインパクト」という講演の内容を,数回に分けてTech-On!に掲載しています(【AppleGoogleの与える業界へのインパクト(その1)】「ソフトウエアを軽視する企業は生き残れない」,UIEの中島氏語る)。とても興味深い内容の講演であり,同氏の意見に対する賛否はともかく,エレクトロニクス機器を開発している方には広く知っておいてもらいたいと思ったからです。 中島氏はこの講演の中で,米Google Inc.が提供している組み込み向けソフトウエア・プラットフォーム「Android」を安易に採用するのは危険だと指摘しています。同氏は「Google Inc.がAndroidを無償で提供する目的は,自社のコアであるインターネット市場を拡大するために,機器分野で競争を引き起こし,機器の価格を引き

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