典型的なのが、転職後の給料に対する認識です。例えば、大手に勤務する年収800万円の中高年サラリーマンの相談を受けたときのことですが、希望年収を尋ねると「今と同じくらいが希望ですが、100万円ダウンの700万円くらいなら」という答えが返ってきました。しかし、彼の実績・スキルでは、常識的に考えて700万円なんていう金額は到底望めません。 800万円というその時点での年収は、「初任給は育成してもらえる代わりに低く抑えられるものの、後払いで給与が上がっていく年功序列システム」があるからこそ得られているものです。決して現時点のその人自身の能力・スキルに応じた対価ではありません。 大企業という恵まれた環境を飛び出すなら、改めて自分の市場価値を見つめ直し、それに見合った年収額を検討しないといけないはずです。この視点がすっぽりと抜け落ちているんですね。 今、日本企業で働く人の約4割は年収300万円以下です
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