9月から、毎日数回殺人事件をネットで調べていた。 私はいずれ、日本の犯罪発生率が挙がると思っている。それで毎日検索していたのだが、殺人事件がしょっちゅう起こってはいても、殺人事件が増えているという印象までは持たなかった。殺人件数までは調べていない。 それでもいくつかの傾向はあった。 北海道旭川市での、父親と祖父母の三人を殺害した事件、千葉県酒々井市の姉が弟を殺害した事件、栃木県佐野市の息子が母を殺し、父親がその息子を殺した事件などの尊属殺が目につく。 もっとも尊属殺は、 尊属殺重罰規定の廃止が尊属殺を増加させたとはいえない - 誰かの妄想・はてな版にあるように増加する傾向にあり、未だに格別に増えたとは言える段階にない。 しかし注目すべきは、その年齢である。佐野では母を殺した息子は43歳、旭川の犯人は32歳、酒々井の犯人は25歳である。埼玉県熊谷市の弟が兄を殺した事件は、犯人は30代である。