去る1月23日の金曜日、勝間和代さんに会いに行ってきた。 勝間さんの著書『読書進化論』(小学館101新書)のキャンペーン企画に感想文をトラックバックで送り付けたところ、なにやらセレクト賞というのを貰った。著者を交えた座談会が、いわばその賞品だったわけである。ぼくは限りなく大阪寄りの京都府下に住んでいる。東京は遠い。が、ヒキコモリ気質の癖に根がお調子者のぼくは、わざわざ有給休暇を取って行くことにした。行くのかよ、と。とはいえ、座談会のためだけというのはいかにも辛い。時間的にも予算的にも、だ。ついでだからと、安ホテルに連泊することを決めた。もちろん、東京見物を兼ねようという算段である。 会場となった小学館は東京は神田神保町、靖国通りから少し下った大通り沿いにある。近くまではずいぶん早く着いていたのだけれど、同道した連れと古書店街をうろついたり、旨いと教えてもらった珈琲店で一息ついたりしている内