タグ

2010年6月7日のブックマーク (9件)

  • リバタリアニズムとは何か - on the ground

    最近、NHKで放送されているマイケル・サンデル氏の講義と、それに並行した宮台真司氏の「解説」によって、リバタリアニズムへの関心が一部で高まっているように見えます(見えるだけかもしれません)。 「【追補しました】リベラリズム・コミュニタリアニズム・リバタリアニズムについてのtwitterまとめです」@MIYADAI.com Blog 「米国におけるリベラリズムとリバタリアニズムのルーツ」@MIYADAI.com Blog 上のように展開されている宮台説を総合的に検討することは私の手に余りますが、サンデル講義や宮台氏のtweetを経由してリバタリアニズムに興味を持った人にやサイトを紹介することぐらいはできますので、以下ではそれをします。 リバタリアニズムの入門書としては、森村進『自由はどこまで可能か』が既に定番になっていると思います。2001年に出たですが、比較的最近にfinalventさ

    リバタリアニズムとは何か - on the ground
  • コーエン「総需要喚起策の総論は賛成、実効性と実行可能性は疑義あり」 - himaginary’s diary

    6/1エントリで触れたが、タイラー・コーエンが5/31エントリで総需要喚起政策への支持を表明している。しかし同時に、その効果への疑問も拭いきれない、ということも述べている。その点では、昨日紹介したEdward L. Glaeserや、5/30エントリで取り上げたAndolfattoやマンキューの論考に見られるのと同様の不可知論的な立場に立った上での消極的支持と言える。 少し嫌味な言い方をすると、非ケインジアン経済学者のこうした発言は、自分の知っている経済学では確たる答えを出せないので周章狼狽しているが、かと言って実際に発生してしまったこれだけの経済学上の重要問題にまったく口を閉ざすわけにもいかないので、とりあえず注意書きを並べてみた、という感じに受け取れなくも無い。良く言えば、その分、知的に正直だ、という言い方もできるかもしれないし、また、シカゴ学派の最右翼のように頭ごなしにケインズ経済学

    コーエン「総需要喚起策の総論は賛成、実効性と実行可能性は疑義あり」 - himaginary’s diary
  • 道徳性を支える認知的・進化的な5要素

    Nikon Coolpix / Shibuya / Tokyo. ハーバード大学の心理学教授、Steven Pinker(スティーブン・ピンカー)がNYTに書いた道徳の認知科学についての記事を紹介した、前回のエントリーのつづき。 ■道徳の進化的・普遍的な5要素 心理学者のJonathan Haidtや文化人類学者のRichard ShwederとAlan Fiske によれば、道徳的思考モードが喚起される(進化的に備わった普遍的な)条件は、次の5要素に集約されるそうだ。この5つが道徳性を支える進化的・認知科学的要素であり、これらの要素が犯されたときに道徳的思考モードが立ち上がり、人々は怒り狂いはじめるという。 1.Harm(他人を害するのは良くないこと/他人を助けるのは良いこと) 2.Fairness(親切にされたらお返しすべし/利他的な者を褒め、裏切り者を罰するべし) 3.Communi

    道徳性を支える認知的・進化的な5要素
  • レーガノミックスは経済成長をもたらしたか? - himaginary’s diary

    サムナーとクルーグマンがレーガン時代の改革を巡って軽く火花を散らした。両者の言い分を簡単にまとめると以下の通り。 クルーグマン([http //krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/23/the-bestest-generation/:title=5/23補足]):レーガン政権時代に新自由主義的な構造改革が実施されるまでは、ニューディール期に導入された規制によって経済に足枷が嵌められていた状態だった、と右派の人々は言う。しかし、家計所得の中位値を見てみると、むしろ戦後からレーガン政権誕生前までは生活水準の向上が見られ、レーガン政権以降は停滞していることが分かる。 サムナー でもレーガン期以降の米国の経済パフォーマンスは、世界の他の国よりも良かったよ。 あと、1973年以降の成長率低下については、技術革新の問題が与って大きかったと思う。たとえば1927年にリンド

    レーガノミックスは経済成長をもたらしたか? - himaginary’s diary
  • 榎本憲男★『サイケデリック・マウンテン』絶賛発売中!!!(@chimumu)のまとめ(66)

    榎本憲男★『サイケデリック・マウンテン』絶賛発売中!!!(@chimumu)のまとめ(66)
  • 金バブル? - 21世紀ラジオ (Radio@21)

    Fiat Currencyを辞書で引いたら、不換紙幣という訳になる。何に換えられないのかというと普遍貨幣として、長い間、多くの人が信じてきた金だ。 グローバルインバランスとかいって、アメリカ人が借金して気違いみたいになって消費をすることによって作り出した貿易赤字と、中国や日などのアジア諸国が、国内で貯蓄ばっかりして、貿易黒字を溜めこむ。その黒字はドルに変わって、結局、アメリカの貿易赤字のお金の手当てに使われている。 昔は、ドルの信認は、普遍貨幣としての金に連動していた。70年代に、ニクソンがその紐帯を絶ち切ってから、ドルは不換紙幣となった。以後、ドル危機は繰り返し人々の心を不安に陥れる。ユーロがドルを補完しはじめたかのようだが、昨今のユーロ危機でそこもおぼつかない。 ドル危機はつねに金に対する需要を高める。そのことがいつも不思議だった。貨幣というものは、結局、時々に、人々が、貨幣と信用す

    金バブル? - 21世紀ラジオ (Radio@21)
  • ハーバード白熱教室第10回「アリストテレスは死んでいない」 - 思考の部屋

    土曜日の「ハーバード大学白熱教室」をみました。サンデル教授の講義は、コミュニタリアンである教授の共同体における「共通善」に至る道筋であるように思います。 共通善にはいかに求められるものかと問うとき、それが正義、公正をどのように考えるかで求められていくものだということになるようです。 私は、この「共通善」という言葉に、日的な「お互い様」のこころが重なるように思います。 講義では前回から引き続きアリストテレスの目的論が説明され、奴隷制の問題はあるものの古き哲学では終らない、現代にも生きる哲学でもあることが説明されていました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ハーバード白熱教室第10回は、「アリストテレスは死んでいない」という題でした。この題が示すのは、カントとロールズなどの近代の思想家から示されるアリストテレスの目的論の自由に対する問題軽視や古典的な善の現代の多

    ハーバード白熱教室第10回「アリストテレスは死んでいない」 - 思考の部屋
  •  手塚洋輔『戦後行政の構造とディレンマ』 - 西東京日記 IN はてな

    「官僚の行動原理は、つまるところリスク回避にある」―ある行政官僚はこのように述べ、まだ大学院生であった筆者に対し、官僚制の現場について説かれた。(中略) 筆者には、そこに、巷間いわれるような単なる「無責任な官僚」像とは異なる何かが感じられ、強く心に引っかかった。そしてこのときから、官僚制が避けなければならない「リスク」とは何かを考えるようになったのである。(293p) これは「あとがき」のはじめにある文章で、このを書いた動機が端的の述べられている部分です。 確かに、冒頭の官僚の発言は、単なる責任逃れにも聞こえ、「事なかれ主義」の官僚の行動を端的に表しているようにも思えます。 けれども、一方で日の官僚は数多くの規制などによって企業や国民の活動を縛っているとも言われます。そこで、ちょっと考えてみると、「事なかれ主義」と、この規制の多さというのは矛盾します。官僚による規制がないほうが官僚が責

     手塚洋輔『戦後行政の構造とディレンマ』 - 西東京日記 IN はてな
  • ポーランドの「乱交ゲーム」というデマと日本の青少年厳罰論に共通する悪意 | 性道徳だけ教えても性病は予防できない

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    ポーランドの「乱交ゲーム」というデマと日本の青少年厳罰論に共通する悪意 | 性道徳だけ教えても性病は予防できない