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2012年3月9日のブックマーク (3件)

  • 『ベストセラー小説の書き方』を通して小説と社会学論文の違いを考える | Theoretical Sociology

    ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) ベストセラー小説の書き方 (...の他のレビューをみる» ディーン・R. クーンツ 朝日新聞社 ¥ 756 (1996-07) Dean R. Koontz, 1981, How to Write Best Seller Fiction, Writer's Digest (=1996, 大出 健 訳『ベストセラー小説の書き方』朝日文庫). 米国のベストセラー作家が書いたハウツー。何しろ30年以上前に出版されたなので、出版業界についての解説は今ではいささか古くなっていると思われるが、少なくとも当時の状況の一端が垣間見られて興味深かった。Koontz が目指しているのはベストセラー小説の書き方を教えることであって、学者にウケル純文学の書き方ではない。長く多くの人に読み続けられる真の名作は純文学から生まれるのではなく、一般大衆向けの小説であるという。デ

    『ベストセラー小説の書き方』を通して小説と社会学論文の違いを考える | Theoretical Sociology
  • 典型的な「イノベーションのジレンマ」に陥るアップル : Market Hack

    スティーブ・ジョブズ亡き後のアップル(ティッカー:AAPL)がどのように経営の舵を取っていくか注目されるところですが、昨日のiPad新製品の発表を見る限り、同社の将来は明るくないと感じました。 僕がそう思った理由は新しいiPadの意匠に関しては既に成功を収めているiPadというコンセプトを段階的(incremental)に改良し、価格維持を図るとともに、既に獲得した顧客をよろこばせる、ないしは既存のファンからdisられることを恐れる臆病な戦略を採っているからです。 「イノベーションのジレンマ」の著者でハーバード・ビジネススクール教授のクレイトン・クリステンセンは破壊的イノベーションを大体、次のように定義します。 ピクセル数を増やしたら電池の消耗が早くなったのでデバイスそのものの厚みを増さざるを得なくなり、結果としてニューiPadは重くなってしまった、、、 この手のトレード・オフは「あれもこ

    典型的な「イノベーションのジレンマ」に陥るアップル : Market Hack
  • 【書評】『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』(漆原直行・著) - やまもといちろうBLOG(ブログ)

    先日、漆原さんの出版記念トークイベントでご一緒はしましたが、改めての紹介をしたいと思いましてアフィリンクでも掲載したいと思います。 もちろん、ビジネス書や自己啓発のカラクリと言いますか、ビジネスの仕掛けのようなものを網羅した始めてのという意味での価値がまずあります。私自身も、古典と言える「7つの習慣」や「ザ・ゴール」といった名著に乗っかる形でメソッドや体験談を入れ替え、繰り返しビジネスを出版していく方法論で新手の読み手をある種騙していく(良い意味も含む)プロセスはうすうす感じていました。ただ、網羅されるとなるほどと思うところであります。 ただ、それ以上に、人はなぜを読み、自ら生きていくにあたっての悩みを解消しようとするのか、人の言葉に自らの考えを重ねていこうとするのかという、根源的にある「知への探求」や「困難からの開放」を志向するマインドセットに強い関心がありまして。この『ビジネ

    【書評】『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』(漆原直行・著) - やまもといちろうBLOG(ブログ)