東欧・ロシア史中心の世界史サイト。歴史書や歴史ものの漫画・小説・映画などの感想がメインです。ちなみにこのblogはblog内記事検索が少し遅めです。 どうも。馬頭です。 寝てないです。死にそうに眠いです。 それはともかく。 『倭館 鎖国時代の日本人町』 (田代和生。文藝春秋。文春新書281。2002年。760円。268ページ) はじめに 第一章 古倭館の時代 第二章 二〇〇年の日本人町 第三章 「鎖国」のなかの倭館貿易 第四章 倭館に生きる 第五章 日朝食文化の交流 第六章 朝鮮を調べる 参考文献・史料 江戸時代を中心に古くから日本・朝鮮の貿易の拠点となった朝鮮半島にあった日本側の居留地を取り扱った本です。著者は田代和生(たしろかずい)氏。 よく、鎖国時代の日本は、長崎に外国人たちの居留地、出島や唐人屋敷を作って自らは海外に出ないで交易をしていた、と言われますが、実際には、李氏朝鮮との交易