「EUでは、あれほどたくさんの国が同じお金を使っているのに、偽札は出ないのですか?」という質問を、最近受けた。 そういえば、ドイツのスーパーでは、50ユーロ札(現レートで7000円弱)を出すと、小さな機械で光を当てたり、あるいは、透明のペンのような物でお札をなぞったりして、本物かどうかを調べているところは多い。 自動販売機などに、偽のコインが入っているという話もよく聞く。しかし、被害が局地的なためか、偽ユーロ札が大きなニュースになった記憶はない。 おもちゃ屋の「贅沢銀行券」が出回る日本、はなから疑ってかかる中国 一方、先月、盛岡市のイオンで、食料品店のレジから「百万円」と書かれた偽札が見つかったというニュースを見た。おもちゃや雑貨を扱う別の店舗で販売している“商品”だそうで、ちらっと見ると1万円札風。日本銀行券の代わりに贅沢銀行券などと書いてあり、福沢諭吉がにっこり笑っている。 しかも、裏