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2016年5月17日のブックマーク (3件)

  • 同音異義語への異議

    こうせう なお、この表中の語が全て奈良時代から使われていたわけではない。奈良時代ならそう発音されただろう、という表である。 中国語には声調と呼ばれる発音の違いがあり、例えば現代中国語で ma という発音は、高音なら「媽」(お母さん)、上昇音なら「麻」、低音なら「馬」、下降音なら「罵」を表す。日人が漢字を輸入した時これらの声調は全て失われたので、中国人が区別していた発音を区別できなくなった。それでもなお、現在「こうしょう」と発音される語に、「かうしゃう」、「かふしゃう」、「かうしょう」、「かうせう」、「かうせふ」、「くゎうしゃう」、「くゎうしょう」、「こうしゃう」、「こうしょう」、「こうせう」の 10 個の発音があった。平安時代に入り、語中のハ行がワ行に転じた。これにより、「かふ」が「かう」に、「せふ」が「せう」に合流した。次に室町時代になると「おう」が「おー」に、「えう」が「よー」に転じ

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  • 茶碗の中の宇宙 4個目の曜変天目茶碗!?

    中国浙江省杭州市で発見された曜変天目茶碗(写真1) 内側に宇宙を思わせる瑠璃色の文様が浮かぶ至高の茶器、曜変天目茶碗。世界に三つしか存在しないと言われる貴重な茶碗は全て日にあります。この茶碗の美しさに魅せられて以前に「国宝 曜変天目 茶碗の中の宇宙」の記事を書きました。 ところが最近もう一つの曜変天目茶碗があることを知りました。あとでこの4つ目の曜変天目茶碗の解説をいたします。 中国の南宋時代に焼かれた3つの曜変天目茶碗は全て国宝に指定されています。ここで簡単に3つの曜変天目茶碗のおさらいをしておきましょう。 静嘉堂文庫蔵 ★「原色日の美術」解説 曜変は『君台観左右帳記』に記すように、東山時代にはもっとも貴重な、最も高価な茶碗とされていた。その頃「日に十ばかりある」といわれたが、もと足利家に伝わったものは、織田信長が所持していたとき焼失してしまったので、稲葉家のこの天目が随一のもの

    茶碗の中の宇宙 4個目の曜変天目茶碗!?