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2017年8月29日のブックマーク (2件)

  • ニシン枯渇から学ばぬ日本の漁業

    漁業の歴史の中で獲れなくなった魚の代表例として思い浮かぶのがニシンだ。ニシン漁は江戸期から戦後にかけて北海道を中心に一大産業となり、多くのニシン長者を産んだ。身は昆布巻きや燻製として、卵は数の子として広く親しまれてきた。しかし、現在の漁獲量は往時の1%にも満たず、輸入品が台頭している。 ニシンが枯渇した背景には、質より量を追い求める漁の形態や、資源の回復力を過信して規制を設けずに漁を続けたことがある。資源減少が近年話題となっているクロマグロなどと通じる問題がある。 北海道沖の日海に浮かぶ焼尻島。クルマで走れば一周20分程度の小島では、漁業が約200人の住民の重要な生活の糧となっている。漁港を見下ろす高台に、古びた木造建築の家が残る。黒檀や檜をふんだんに使い、蔵も備えた延べ床面積569平方メートルの広大なつくり。建造当時は瀟洒な豪邸だっただろうその建物は、北海道の長者番付十傑にも入った

    ニシン枯渇から学ばぬ日本の漁業
  • 「空揚げ」か「唐揚げ」か、問題の根っこは深かった かつての定番は鶏肉にあらず | JBpress (ジェイビープレス)

    小さい頃は大好きなお弁当のおかずとして、大人になってからは居酒屋でつまみの定番として、からあげにはさんざんお世話になってきたという印象がある。 その理由を改めて考えてみると、からあげは、味の大きなアタリハズレ、特にハズレがあまりないからではないかと思う。いまいちなものはあるにしても、極端に不味いからあげというものに出くわした記憶がない。だから、何かつまもうかというときに「からあげでも」となるのだろう。 だが、ちょっと考えてみれば不思議である。「からあげ」とひと口にいえども、衣も味つけも多種多様だ。小麦粉を薄くまぶしてカラッと揚げたものから、サクサクとした片栗粉の衣をまとったもの、さらに手羽先など、衣なしの素揚げだけのものもある。味つけもあっさりとした塩味から、醤油やにんにくにつけこんだ濃い味まで。それらを全部「からあげ」と称して、多少の違いは気にしていない。 しかしながら当のところ、から

    「空揚げ」か「唐揚げ」か、問題の根っこは深かった かつての定番は鶏肉にあらず | JBpress (ジェイビープレス)