まぁ、やっぱりテレビの仕事には、割り切りが必要だなと思うわけで。アカデミアでは許容されない歴史叙述(いわゆる歴史ロマンていう幻想)の方が、概して一般にはウケる、という現実を、アカデミアの研究者がどう乗り越えていくのか、という切実な問題を日々考えるべき責務を思い出す契機にもなるということ。一般の歴史認識と歴史学の常識は乖離してても良い、とは思いたくないから。そして歴史学界の常識が、本当に正しいか、なんていうのは分からない。去年のNスぺの戦国の時も、この説は使わない方が良い、この史料はこういう別の意図で書かれたので、そこには結び付けられない等々指摘したのですが、結局正体不明(肩書詐称)の外国人にそれを語らせて話を繋げ、一般の人に相当間違った認識を植え付け、その上許可なく私の名前を最後に入れてた(私が監修したと勘違いする人がおるやもしれん)、という点で、激オコなんですわ。ドラマとか漫画とか、虚構
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