タグ

ブックマーク / militarywardiplomacy.blogspot.com (3)

  • 論文紹介 現代の戦場に格闘は必要なのか

    現代の戦場で一般にイメージされるのは、小銃、機関銃、携帯無反動砲などを使った戦闘でしょう。それにもかかわらず、現代においても多くの軍隊で格闘の研究や訓練が続けられています。これは果たして軍事的に合理的なことだと言えるのでしょうか。 この疑問に答えるためには、戦場で兵士が格闘技術をどれだけ使用しているのかを調査する必要があります。 今回は、2004年から2008年にかけて米軍で実施された格闘技術の使用実態に関する研究成果を紹介してみたいと思います。 文献情報 Peter R. Jensen. 2014. Hand-to-Hand Combat and the Use of Combatives Skills: An Analysis of United States Army Post-Combat Surveys from 2004-2008, West Point: Center for

    論文紹介 現代の戦場に格闘は必要なのか
  • 戦車小隊の隊形とその戦術的な特徴

    使用するサービスをnoteに移行しました。noteアカウント(https://note.com/takeuchi_kazuto)をフォローして頂くようにお願い申し上げます。 陸上戦闘だけで考えるのであれば、戦車は最も強力な武器体系に位置付けられます。 戦車は戦闘で必要な火力、機動、防護という機能をバランスよく兼ね備えており、もし戦場でこれを発見したならば最優先で対処すべき脅威として指導されます。 今回は、戦術の観点から戦車小隊の隊形について紹介したいと思います。 まず戦術とは一般に戦闘で任務を遂行するために部隊を運用するための科学または技術のことを意味しており、味方の部隊が敵の部隊に対して有利な態勢を占めるための機動を指示することもこれに含まれます。 次に戦車小隊(tank platoon)について述べると、これは戦車部隊の基的な単位であり、車両4両によって編成され、各車両に車長、砲手、

    戦車小隊の隊形とその戦術的な特徴
  • 分かると楽しい部隊符号

    軍事学の書籍や論文を読んでいると、作戦の状況を図示した地図の中に判読できない記号があることはないでしょうか。 元来、地図とは地表面上の地形地物の相対的な位置関係や形状などの特徴を縮尺、記号化したものですので、多かれ少なかれ記号は用いられているものです。 しかし、軍事学では一般的な地図記号とは別に軍事作戦に関連する情報を図時するための部隊符号というものを使います。 今回は部隊符号の読み方の基礎とその種類についていくつか紹介したいと思います。 部隊符号とは一般に符号、記号、数字、色彩を組み合わせて部隊、装備、施設、行動を表示するものと定義することができます。 部隊符号と言っても、時代や地域によって形式が異なっているのですが、ここではNATOが定める部隊符号をAPP-6Aの内容に沿って説明したいと思います。 まず陸海空軍の各部隊を表す基符号に以下のものがあります。

    分かると楽しい部隊符号
  • 1