電力網の遮断や病院の封鎖、企業からの略取が可能なほどサイバー攻撃が高度化したことから、オンラインセキュリティが国防上の大きな懸念材料になった。だが、国連機関である国際電気通信連合(ITU)が現地時間7月5日に発表した調査から、世界有数の大国の間でセキュリティ対策に大きな差があることが分かった。 「Global Cybersecurity Index」(GCI)は、法、技術、組織、能力構築、連携という5つの要素に焦点を絞って、134カ国の防衛能力を検討し、サイバーセキュリティへの「取り組みが最も進んでいる」国など、いくつかの基準で各国を格付けした。 シンガポールは、2位の米国と僅差で、「取り組みが最も進んでいる」国として最高評価を受けた。「法」「組織」「能力構築」の3要素では米国がシンガポールを上回ったが、「連携」ではシンガポールのほうが得点が高かった。 サイバーセキュリティへの取り組みで上