◇「人のつながり問い直す」 抵抗した若者や“住民”12人が練習重ね ◇23・24日、公園の「大輪まつり」で上演 大阪市東住吉区の長居公園で野宿者のテント村が市に強制撤去されて2年余り。撤去の際、最後までテント村中央の仮設舞台で芝居を続け抵抗した若者やテント生活をしていた人たちが、同公園で23、24日に開催される「第6回大輪まつり」で、再び芝居を上演する。 まつりに向けて練習を重ねているのは、現在、東京の劇団で役者や脚本担当として活動する太田直里(なおり)さん(29)ら、撤去の以前からテント村との交流があった若者やテント村で暮らしていた20~60代の12人。 太田さんは04年ごろから、連日のようにテント村に通っていた。芝居の練習をしたり、テント村の人たちと話をしたり、炊き出しを食べさせてもらったり……。「テント村は、行けば誰かが迎えてくれる場所だった」と当時を振り返る。 大輪まつりは、地域住